自民党の総裁選挙を巡り、小林前経済安保担当大臣は「新たな自民党に生まれ変わることを約束する」と述べ、立候補を表明しました。正式に名乗りを上げたのは小林氏が初めてです。

自民党 小林前経済安保担当大臣 「もう一度、国民の皆様に、国のかじ取りはやっぱり自民党に任せたい、そう思っていただけるように力を尽くします」

 記者会見には安倍派や二階派などの中堅若手議員を中心におよそ20人が同席しました。

 小林氏は「脱派閥選挙を徹底し、旧派閥に対する支援は一切求めない」と強調しました。

 裏金事件を巡る処分については「厳格に運用すべきで、変えるべきではない」と述べました。

 一方で「正式な処分がない議員も役職を外されている人がいる」として、国民の理解が得られれば人事で登用する考えを示しました。

 また、党改革については政策活動費などのさらなる透明化や、第三者機関の設置などに取り組むとしました。

 このほか、憲法改正について「自衛隊の明記は喫緊の課題だ」とし、「最大限の熱量を持って取り組む」と意欲を示しました。