自民党の総裁選を巡り、林官房長官が出馬に向けた準備を始めたことが分かりました。上川外務大臣も意欲を示しています。

 林官房長官は、親しい衆参の議員らに総裁選に出馬する意向を伝えました。

 林氏は外務大臣などの閣僚を歴任し、過去にも立候補した経験があります。

 また、上川外務大臣も複数の議員に出馬への意欲を伝え、20人の推薦人確保に向けて支援の呼び掛けを始めました。

 2人は解散を決めた岸田派に所属していて、岸田総理の不出馬を受け判断しました。

小林前経済安保担当大臣 「国民の皆さんにもう1回、国のかじ取りは自民党に任せたいと心から思ってもらえるように私たちがどこまで頑張れるか、そこが試されている時だと思っています」

 19日にも記者会見を開き、立候補を表明する方針を固めた小林前経済安保担当大臣は17日朝、党改革の必要性を強調しました。

 このほか、加藤元官房長官も「総裁選に向け具体的に動いていきたい」と述べ、立候補に意欲を示しています。