「ポスト岸田」を巡り、自民党の茂木幹事長は総裁選への対応について「夏の間に考える」と述べ、明言を避けました。候補者の乱立が予想されるなか、慎重に情勢を見極めたい考えです。

茂木幹事長 「(Q.総裁選へのお考えの方はいかがでしょうか?)夏の間、考えます」

 同じ派閥でライバルと目されてきた加藤元官房長官も出馬に意欲を示していて、推薦人の確保に向け準備を進めています。

 一方、河野デジタル大臣は16日に、麻生派会長の麻生副総裁に立候補する意向を正式に伝えました。

 麻生氏の了承を得たことで、麻生派内も含めて幅広く推薦人を集めたい考えです。

 また、出馬に意欲を示す上川外務大臣は17日、自身のSNSに「昼すぎに岸田総理に決意をお伝えしてきた」と投稿しました。

 ただ、同じ岸田派の林官房長官も親しい議員らに出馬の意向を伝えています。

 岸田派内では林氏を推す声が強く、支援を広げられるかが課題です。

 中堅若手議員らが推す小林前経済安保担当大臣は19日にも出馬会見を開く予定で、小泉元環境大臣も出馬に向けた準備を進めています。