最高幹部が殺害された報復としてイスラエルに25日早朝、大規模な攻撃を仕掛けた「ヒズボラ」が次の攻撃の可能性を示唆しました。

 レバノンの親イラン組織「ヒズボラ」の指導者ナスララ師は、25日に行った演説で、イスラエルへの報復攻撃が終了したと明らかにしました。

 さらに「きょうの攻撃の効果を評価し、不十分と判断されれば別の機会で対応する」として、さらなる攻撃の可能性を示唆しました。

 一方、イスラエル軍はヒズボラの報復攻撃の兆候をつかみ、その30分前にレバノンを攻撃しました。

 「ヒズボラの大規模な攻撃を阻止した」と声明を出しています。

 中東情勢は、ガザ地区の停戦交渉が難航し、イランもイスラエルへの報復を宣言するなど緊張が高まっています。