政府が東京から地方に移住して結婚する女性を対象に最大60万円を支援する制度の創設を検討していることが分かりました。

 関係者によりますと、政府は東京23区在住または23区内で働く女性が結婚を機に地方へ移住する場合に「移住支援金」を支給することを検討しています。

 移住先で就業予定がなくても支給され、金額は1人あたり最大60万円が軸で増額の可能性もあります。

 また、地方移住を考える女性が自治体の婚活イベントに参加するための交通費も支援します。

 女性の東京への流入が続くなかで、いわゆる「移住婚」を促し、一極集中を是正する狙いです。

 ただ、政府内からも「女性活躍を進めるこれまでの議論と逆行する」など異論が出ています。