宮城県涌谷町の建設業の男性(70代)が、警察官や検事を名乗る男からのうその電話を信じ、現金およそ2600万円をだまし取られました。警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

 警察によりますと2024年1月、涌谷町の70代男性の家に総合通信基盤局職員を名乗る男から「個人情報が悪用され、あなたの携帯番号が投資詐欺で使われている」などと電話がありました。

 その後、警視庁葛飾警察署の警察官や検事を名乗る男からも電話があり「特殊詐欺の捜査をしており、あなたたちは容疑者になっている」「口座を凍結せずに調査をするには、お金の流れを見る必要がある」などと言われたということです。

 話を信じた男性はLINEのやり取りなどで男に言われるがままに新しい口座を作り、2月から4月までの間複数回にわたって現金2651万円を振り込みました。

 7月末ごろ相手と連絡が取れなくなり、口座から現金が引き出されていることから葛飾警察署に連絡したところ被害に気付いたということです。