台風11号が非常に強い勢力で中国南部の海南省や広東省に上陸し、3人が死亡するなど被害が広がっています。

 台風11号は一時、猛烈な勢力にまで発達し、中心付近の最大瞬間風速は65メートルとなっています。

 中国国営の新華社通信によりますと、6日に海南省に上陸。その後、広東省に再び上陸しました。

 7日の正午までに停電や通信の遮断、家屋の倒壊などで約123万人が被災し、3人が死亡、95人がけがをしたということです。

 習近平国家主席は7日午後、被害の把握と復旧を急ぐよう重要指示を出しました。