仙台市若林区で収穫された果物を、宅配便と新幹線を使って輸送する取り組みが始まりました。

 日本郵政とJR東日本の連携協定に基づき、日本郵便のゆうパックとJR東日本のはこビュンを使って新鮮な果物を運びます。

 6日に出荷されたのは、仙台市若林区のJRフルーツパーク仙台あらはまで収穫されたブドウや梨など約35キロです。日本郵便のトラックでJR仙台駅へ運ばれた後、東北新幹線でJR新函館北斗駅まで運ばれ、再びトラックでJR函館駅に向かいます。

 新鮮な状態で輸送できるだけではなく、物流の担い手不足にも効果が期待されます。

 仙台ターミナルビル佐藤啓央さん「完熟状態の果物が、本当にお客様のお手元に届くまでおいしい状態を保てるかというところを実験しております。今後は首都圏や、北海道圏にもどんどんおいしい物を送れるような取り組みをしていきたい」

 6日に出荷された果物は、7日にJR函館駅で行われる物産展で販売される予定です。