厳しい残暑が続いているため、東京電力管内では12日も夕方に電力需給の逼迫(ひっぱく)が予想されています。

 東京電力管内では11日夕方、暑さによる冷房の使用などが増加し、中部電力管内から最大で30万キロワットの電力の融通を受けました。

 また、首都圏などに火力発電所を持つJERAが発電量を引き上げて対応しました。

 東京電力が中部電力管内から電力融通を受けるのは7月以来、今年2回目です。    11日は東北電力も猛暑による需給逼迫で、北海道電力や関西電力の送配電など、4社から最大45万キロワットの電力融通を受けました。

 東京電力パワーグリッドによりますと、12日午後4時半から5時のピーク時の使用率が95%の見通しです。

 ただ、厳しい暑さによって使用率が上昇し、再び電力需給が逼迫する可能性があります。