イギリスのTPP(環太平洋経済連携協定)への正式加盟についてロングボトム駐日大使は都内で会見し、「インド太平洋地域に長期的にコミットメントしていく」と述べました。

イギリス ロングボトム駐日大使 「英国のCPTPPへの加入はインド太平洋地域の重要な役割を認識し、この地域へ長期的にコミットメントしていくという英国の明確な姿勢を示すものでもあります」

 イギリスのTPP加入に関する議定書が日本では15日に正式に発効するのを前に会見したロングボトム駐日大使は、インド太平洋地域が今後「世界の経済成長の大部分を牽引(けんいん)する」と述べ、イギリスの参加で地域を越えた「真のグローバル協定」になると説明しました。

 2020年にEU(欧州連合)から離脱したイギリスは、2021年にTPPへの加盟申請をしていました。

 イギリスの加盟でTPPは世界のGDP(国内総生産)のおよそ15%にあたる12兆ポンド、日本円でおよそ2200兆円の経済圏に拡大するということです。