恐竜が厳しい寒さをどう生き延びたのかを解明するため、日本の恐竜研究の第一人者がアメリカで大規模な発掘調査を行うことになりました。
北海道大学の小林快次教授は、モンゴルで幻の恐竜と言われていた「デイノケイルス」の化石の発見の携わるなど、日本の恐竜研究を牽引(けんいん)してきました。
小林教授は来年8月ごろに、アメリカのアラスカ州などで大規模な化石の発掘調査を計画しています。
恐竜が北極圏の厳しい寒さの中でどう生き延びて、大陸間をどのように移動したかなどを解明する狙いです。
一方、調査には多額の費用が掛かるため、クラウドファンディングで支援を呼び掛けています。
北海道大学 小林快次教授 「支援していただく皆さんと一緒に、恐竜の調査・研究を体験していただきたい、私たちと歩んでいただきたい」
小林教授は「研究を通して、多くの人に恐竜や科学に興味を持ってほしい」としています。