栃木県日光市にある温泉施設では冬至の21日、来年の西暦にちなみ、2025個のユズを浮かべた「ゆず湯」が提供されました。

 日光市にある東照温泉では、入浴客に元気に冬を乗り切ってもらおうと、冬至の日にゆず湯を提供していて、今年で25回目になります。

 地元のユズは不作でしたが、常連客らが庭などで採れたユズを持ち寄ってくれたため開催することができたということです。

 強い香りは邪気を払うとされることから、ゆず湯に入ると無病息災で暮らせると言われています。

 入浴客は湯煙とともに漂う爽やかな香りで1年の疲れを癒やしていました。

入浴客 「さらっとしたお湯の中にユズのかんきつが入ると、体がリフレッシュするような感覚。すごく気持ち良い」

木村實社長 「(ユズを)集めてくれたお客さんにぜひ感謝して、ここで入って、来年は『ゆず風呂』で健康になってもらいたい、そういう気持ちでいっぱいです」

 ゆず湯は22日まで提供され、正月三が日にも楽しむことができるということです。