親イラン武装組織「フーシ派」が拠点とするイエメンにイスラエル軍の空爆があり、死傷者が出ました。イスラエルに対する攻撃への報復措置だとしています。

 イスラエル軍は10日、フーシ派が軍事利用をしているとしてイエメンにある発電所と2つの港を空爆したと発表しました。

 フーシ派が運営するメディアは、首都サヌアのヘジャズ中央発電所が13回にわたり空爆を受けたとしたうえで、今回の攻撃にはアメリカやイギリスも加わっていたと伝えました。

 少なくとも1人が死亡し、6人がけがをしたということです。

 フーシ派はこの攻撃の前にイスラエルのテルアビブに向けてドローン3機を発射したほか、紅海でアメリカ軍の空母にもミサイルなどを発射したと明らかにしていました。

 ネタニヤフ首相は報復措置だと主張し、「これからも重い代償を払い続けるだろう」と声明を出しました。