仙台市は、新型コロナの行政検査で本来陰性だった市民に陽性と伝えるミスがあったと公表しました。

 誤って通知された市民は、宿泊療養施設に1日入所したということです。

 仙台市によりますと1月28日、市内に住む検査対象者に市が行った行政検査の結果が、本来は陰性だったにもかかわらず誤って陽性と伝えたということです。

 この検査対象者は、1日に宿泊療養施設へ入りましたが、2日に市の保健所が検査結果を誤って伝えたことに気づき、すぐに退所したということです。

 保健所が検査対象者の結果の一覧表を作る際に本来、陰性であるものを間違えて陽性と書き写したことが原因だということです。

 個人ごとの票を作る際は手作業で書き写していて、仙台市ではこの検査対象者に謝罪したうえで、今後は手作業ではなくデータで移行するなど再発防止に取り組んでいくとしています。

 誤って宿泊療養施設に入所した人は、感染者との濃厚接触はなく感染の心配はほぼないということです。