震災遺構として整備が進められている宮城県石巻市の門脇(かどのわき)小学校で、4月の一般公開を前に、地元住民を対象にした内覧会が27日に開かれました。

 門脇小学校は、東日本大震災の津波とその後に発生した火災で大きな被害を受けました。大災害の教訓を未来に伝えようと、石巻市では鉄筋コンクリート3階建ての本校舎中央部を中心に震災遺構として整備を進めています。

 27日の内覧会には地元の町内会から約30人が参加して、津波や火災の爪痕が残る教室などを見学していました。

 見学した女性「改めて思い出すねって、涙が出てきます。何年経っても忘れられないもんですね」

 見学した男性「子どもたちがいち早く逃げてくれたのは、学校の先生とかいろんな方々がちゃんと誘導してくれたんだなと思って」

 震災遺構「門脇小学校」は4月3日から一般に公開されます。