宮城県栗原市のパークゴルフ場がイノシシの被害を受け、19日から全面休業することになりました。営業再開まで1年ほどかかる見込みです。
栗原市営小田ダム湖畔パークゴルフ場ではイノシシが芝を掘り起こし、跡が65か所確認されました。
イノシシが、土の中にいるエサのミミズを探して荒らしたとみられます。
こうした被害は、新型コロナによる休業で人気の減った2年前から目立ち始めたということです。
今シーズンは当初、4つあるコースのうち被害の少ない2コースで営業し、営業後にスピーカーでラジオを流し、近寄らせないようにするなど対策を尽くしましたが被害は拡大し、19日から全面休業することを決めました。
このゴルフ場には、コロナ前は1シーズン約2万人の利用があったということです。
小田ダム湖畔パークゴルフ場佐藤久之さん「(客が)私どものゴルフ場に戻って来てくれるのかなと、不安がなくもないですね
栗原市は、芝の修復のほか周囲1キロにわたってフェンス設置を進める計画で、営業再開は冬季休業を挟んだ2023年4月になる見込みです。