仙台市は、新型コロナによって地下鉄や市営バスの利用者の減少が続き経営状況が悪化していることから、運賃の値上げを検討することになりました。
仙台市によりますと、過去2年間地下鉄と市営バスの利用者は新型コロナの影響で減少し、乗車料の収入は地下鉄で27億円、市営バスでは12億円、それぞれ見込みを大きく下回る見通しです。
更に、2022年度の累積赤字は地下鉄が974億円、市営バスが75億円となる見通しで、運賃の値上げが必要と判断したということです。
これを受け、仙台市は7日の市議会常任委員会で7月に外部の有識者による会議を設置し、運賃の値上げや経営改善策を検討していくと明らかにしました。
地下鉄は乗客の落ち込みによる経営状況悪化のため、7月1日から平日の日中と土日祝日の減便が決まっていて、運行間隔は現在の7分半から最大10分にまで広がります。