ロシアの軍事侵攻を受け、宮城県石巻市に避難しているウクライナ人の女性が小学校を訪れ、児童らと交流しました。

 石巻市の開北小学校を訪れたのは、ウクライナ出身のホンチャロヴァ・イリナさん(63)です。

 2022年4月、石巻市に住む息子を頼りウクライナから87歳の母親と避難してきました。

 イリナさんはウクライナで25年間、小学校の教師として働いていました。ウクライナの文化や、かつての美しい街並みを石巻市の小学生に伝えたいという思いから今回の交流会が実現しました。

 イリナさんは6年生の児童45人に、ウクライナの地名や民族舞踊について説明しました。

 児童らは、感謝の気持ちを込めて鼓笛隊の演奏を披露して交流を深めました。

 児童「日本の私たちと同じような暮らしをしていたのに、当然戦争で無くなってしまって、私たちも何かウクライナのためにできることがあればしたいなと思いました」

 イリナさんは交流を撮影した動画を、ウクライナの学校で働く同僚に送るということです。