3月1日は、宮城県ほとんどの高校で卒業式が行われました。仙台育英では、前年夏の甲子園で準優勝に輝いた公式野球部員たちが巣立ちの日を迎えました。
胸ポケットに花を飾った制服姿で入場した選手たち、卒業式では夏の甲子園準優勝など優秀な成績を収めたことをたたえ、部員全員に特別功労賞が授与されました。
1人1人の名前が読み上げられた後、阪神タイガースにドラフト3位で入団した山田脩也さんが代表して賞状を受け取りました。そして、甲子園でエースとして活躍した湯田統真さんが答辞を読み上げ、3年間を振り返りました。
湯田統真さん「くだらないことで笑い合った特別な一瞬、その仲間とぶつかった記憶、それらは全てここにいる全員が高校3年間で成長した証。どんなものにも代えることができない思い出とたくさんの学びを得ることができました」
山田脩也さん「自分がキャプテンとしてチームを引っ張っていく中で難しいことも色々あったが、仲間が支えてくれてここまで成長できたと思うので日本一の幸せものだと思う」
須江航監督「終わったなと思いました。寂しい感じが一番。ずっと一緒にいた感じがするので、普通の3年間より濃い3年間でしたから最後も優勝ではなく甲子園準優勝で終わったのでこの失敗、悔しい思いから学んで早速プロの舞台や大学で活躍している子もいるので、とっても楽しみな次の1年が始まるなという感じ」
卒業式の後は、須江監督と卒業生の対決があり、たくさんの笑顔が見られました。監督からは、それぞれが最後の言葉を贈られていました。