台湾の企業などが宮城県大衡村に建設する半導体工場について、仙台市は6月に担当課長を置き台湾から移住する従業員の住環境の整備など受け入れ態勢を強化します。

 台湾の半導体大手PSMCとネット金融大手のSBIホールディングスは、大衡村に半導体工場の建設を予定しています。

 工場の新設に向け、仙台市は6月1日付で経済局イノベーション推進部に半導体関連産業担当課長を置くと発表しました。

 7月中には、PSMCとSBIの合弁会社JSMCホールディングスの仙台オフィスが青葉区に設けられる予定で、台湾から移住する技術者らの住環境の整備や半導体関連産業の誘致などを行うことにしています。

 郡仙台市長は「半導体工場の立地による仙台市への経済効果の波及を最大限高められるよう、全庁を挙げた取り組みを推進したい」と述べました。