宮城県の高校教職員へのアンケート調査で、回答者104人のうち47人が「パワハラを受けた経験がある」と回答したことが分かりました。

 県高等学校・障害児学校教職員組合=高教組が、30代女性教諭が同僚からパワハラを受けて自殺した問題を受け組合員を対象に行ったアンケートで、回答した104人中47人が「パワハラを受けた経験がある」と答え、9人が「今も受けている」と答えました。

 パワハラの内容としては「恫喝、1分ごとのスケジュール提出、毎日のトイレ掃除」「仕事辞めたらと言われる」などの回答があり「なぜパワハラを受けた側が泣き寝入りしなければならないのか」と県教育委員会の対応が不十分との意見なども寄せられました。

 アンケート結果を受け高教組は、第三者を入れた相談体制の確立などを求め県教委に要望書を提出しました。