車の量産に必要な型式指定の認証不正をめぐり、トヨタ自動車東日本宮城大衡工場では生産停止が続く3車種以外の増産を決めました。

 トヨタ自動車東日本によりますと宮城大衡工場ではカローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロスの3車種の生産停止を7月末まで延長することを決めています。現在も再開の見込みは立っていません。

 宮城大衡工場では対象の3車種以外にシエンタ、JPNTAXIの2車種を生産しています。

 トヨタ自動車東日本では、少なくとも7月中は宮城大衡工場で生産しているシエンタと岩手工場で生産しているヤリスを増産することで、工場の稼働低下を補う考えです。

 広報担当者は「お待ちいただいている車種もあるので、納期が少しでも短くなるように生産活動を続けていきたい」と話しています。