30日午後、宮城県大和町の東北自動車道で、走行中の普通乗用車がクマと衝突する事故がありました。けがをした人はいませんでした。
警察によりますと、30日午後2時15分ごろ、大和町鶴巣北目大崎の東北自動車道上り線を走行中の普通乗用車が道路を横切ってきたクマと衝突しました。
この事故で普通乗用車のバンパー下の部品が破損しましたが、車に乗っていた30代の男女にけがはありませんでした。
クマは体長約70センチの子グマとみられ、車と衝突した後東側にある森に入っていったということです。
他の車への影響はありませんでした。
警察が現場周辺で警戒に当たっていますが発見には至っていないということです。
宮城県内では6月に入りクマの目撃情報が過去5年の平均と比べ大幅に増えていることなどから、人身被害が発生する危険があるとして、県は28日、全域にクマ出没警報を出して警戒を呼びかけています。