10月をめどに適用される最低賃金の見直しの議論が始まりました。物価高が続くなか、どの程度の引き上げとなるのか注目が集まっています。

武見厚労大臣 「(国民は)物価を上回る引き上げが実現するのか、期待感をもって賃金引上げの水準に注目をしている」

 最低賃金は、企業が労働者に支払う最低限の時給で、25日から審議会で、労働者側と企業側が引き上げの目安を議論します。

 現在の最低賃金は全国平均で時給1004円で、去年、初めて1000円を超えました。

 政府は2030年代半ばまでに1500円にする目標を掲げていますが、労働者の団体は、物価高などを背景に大幅な引き上げを求めています。