勤務先の会社から5億円以上を横領したとして台湾から強制送還されて逮捕された男が、2億円ほどを高級腕時計の購入に充てていたことが分かりました。

 「三協株式会社」の元社員・中澤祥基容疑者(49)は2014年、会社の金およそ5億5000万円を着服した疑いが持たれています。

 その後の捜査関係者への取材で、中澤容疑者が横領した金のうち、2億円ほどを日本国内での高級腕時計の購入に充てていたことが分かりました。

 なかには、1本で6000万円ほどするものもあったということです。

 中澤容疑者はその後台湾に逃亡し、現地で腕時計などを売りさばいていたことなどから、マネーロンダリングを行ったとして、現地当局に逮捕されて服役していました。