街中にUFO(未確認飛行物体)のように浮かび上がる「信号機」。老朽化のため、今月中に撤去されます。

 1本の支柱に「車用の信号4つ」と「歩行者用の信号4つ」が一体化している“UFO型信号機”。

 正式名称は「懸垂型交通信号機」と言われ、点灯した信号が交差点の中央で浮かび上がる様子から“UFO型信号機”と呼ばれるようになったということです。

 支柱が1本で済むため、1970年代後半から宮城県、愛知県、群馬県で狭い道路などに設置されたということです。

地元の人 「(UFO型信号機が)あった方が珍しいし、面白い形をしているからなくならないでほしい」

 日本には現在3基しか残っておらず、残りの2基も仙台に設置されています。

地元の人 「古いので危ないのであれば、やっぱり学校の近くですし新しくした方がいいのかなとは思いますけど」

仙台市立長町小学校 菅原崇教頭 「長年、地域の安全、子どもたちの登下校の安全を見守ってくれたUFO型信号機なので、非常に残念な気持ちはある」

 “UFO型信号機”は今月中に通常の「LED(発光ダイオード)信号機」に交換されるということです。