初代仙台藩主伊達政宗の直筆の書状が、仙台市博物館に寄贈されました。
書状を寄贈したのは東京都台東区で約300年の歴史を持つ茶道の流派である江戸千家の十世家元、川上宗雪さんです。
茶席で飾る掛け軸などを収集している川上さんは、仙台市や公の役に立てばと仙台市博物館の元館長を通じて寄贈に至りました。
若き政宗が家臣に宛てた書状で、敵方の侵攻に備えて新たに砦を築くよう命じています。筆跡から、政宗の戦国武将としての力強さが感じられます。
仙台市博物館今井吏館長「政宗23歳と非常に若い時の書状ということで、野心ですとか意志の強さが非常に感じられる。非常に貴重な文書をいただいたと」
書状は、2025年3月の企画展で展示される予定だということです。