ホンダは工場の閉鎖などにより、最大の生産拠点である中国でのガソリン車の生産能力を2割程度減らすと明らかにしました。

 ホンダは現在、中国で現地企業との合弁会社が持つ7つの工場で、合わせて年間およそ150万台のガソリン車を生産することができます。

 このうち5万台の生産能力がある広東省の工場を10月に閉鎖したうえで、24万台生産できる湖北省の工場の稼働も11月に休止します。

 これにより、中国でのガソリン車の生産能力を2割ほど削減するということです。

 一方でホンダは、年間24万台を生産できる2つのEV=電気自動車専用工場を年内に稼働させる予定で、全体での生産能力の減少は5万台となります。

 世界最大の中国市場で進むEVシフトを巡っては、三菱自動車がすでに撤退を決めるなど日本メーカーの苦戦が続いています。