1月に起きた羽田空港での衝突事故を受けて、国土交通省は航空機の離着陸時の監視体制を強化するために、5つの主要空港で「航空管制官」合わせて14人を緊急増員すると発表しました。

 国交省によりますと、今月31日付で新たに14人の管制官を羽田空港や成田空港などの5つの空港に緊急増員するということです。

 この14人は元々、各空港の事務室に勤務していた管制官で、今後は、滑走路上にいる航空機の監視や誤侵入を防ぐなどの役割を担います。

 そのうえで、国交省は資格を持っている元管制官13人を新たに中途採用するということです。

 また、12月からは航空保安大学校の管制官の採用枠を従来の「28人」から「40人」に増やすとしています。

 国交省は先月、再発防止策を取りまとめていて、岸田総理大臣から主要空港の管制官を緊急に増員することなどを指示されていました。