宮城県は、気仙沼市で販売されたユウガオが原因で男女3人が食中毒になったと発表しました。

 県によりますと22日、気仙沼市のスーパーで購入したユウガオを炒め物にして食べた男性が、腹痛や下痢の症状を訴え医療機関を受診したということです。

 家族の女性2人も同様の症状を訴え、気仙沼保健所が調査したところ「ユウガオに苦みがあった」と話していて、原因と考えられる食品がユウガオ以外に無かったため、食中毒の原因と断定しました。

 ユウガオは加工したものがカンピョウとして利用される果実で、苦みのある部分には植物性の自然毒が含まれているということです。

 県は「ユウガオを食べて苦みを感じた場合は食べないでほしい」と呼び掛けています。