アメリカ中央軍は、イエメンで親イラン武装組織フーシ派の対地巡航ミサイル1発の破壊に成功したと発表しました。

 アメリカ中央軍は3日の声明で、フーシ派の対地巡航ミサイルを破壊した理由について、「地域で活動するアメリカ軍や多国籍部隊、商船に差し迫った脅威を与えていると判断された」と説明しています。

 パレスチナのイスラム組織ハマスの最高幹部ハニヤ氏の殺害でイランが報復を宣言するなか、バイデン政権は中東地域に空母打撃群や戦闘機部隊の追加派遣を決めるなど、戦力の存在感を高めて抑止力の強化を図っています。

 また国務省によりますと、ブリンケン国務長官がイギリスとフランスの外相と相次いで電話で会談し、イスラエルとハマスの間の停戦協議の合意に向けた道筋や中東地域の緊張緩和の必要性について協議したということです。