パレスチナ・ガザ地区では戦闘が激化するなか、イスラエル軍の避難命令により、この1週間で市民ら20万人以上が避難せざるを得なかったことが分かりました。

 OCHA(国連人道問題調整事務所)の推計によりますと、22日から27日までの間だけでもガザ地区では人口の9%にあたる20万人以上の市民らが避難を余儀なくされたということです。

 イスラエル軍が避難命令を出した地域ではその後、戦闘が激化する傾向にあり、多くの犠牲者も出ています。

 UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)は、ガザ地区で避難命令が出ていないのは全体の14%ほどにすぎないとしています。

 さらに、水道やインフラが破壊されて衛生環境が悪化していることでポリオが流行しているということです。

 WHO(世界保健機関)は数週間以内に100万回分以上のワクチンを送ると発表しています。

画像:Abdel Hadi Farahat/@abed_n_farhat via Instagram