ミャンマーで国軍との戦闘を続けるミャンマー民族民主同盟軍は、北東部シャン州にある北東軍管区の司令部を「完全に占拠した」と発表しました。

 現地メディアによりますと、中国系の少数民族・コーカン族の武装勢力、ミャンマー民族民主同盟軍が3日、全国に14ある軍管区司令部のうち、3番目に大きい北東部シャン州にある北東軍管区司令部を「完全に占拠した」と明らかにしました。

 今回の件について国軍側はコメントしていません。

 国軍が軍管区司令部を失うのは初めてのことです。

 北東部シャン州では民族民主同盟軍が占拠した後、その地域に住む兵士や家族を含む1000人以上が降伏したということです。