8日、日向灘を震源とする最大震度6弱を観測した地震で、宮崎県と鹿児島県では合わせて13人がけがをしています。

 震度6弱を観測した宮崎県日南市では、80代の女性が倒れて来た本棚で頭を切るけがをしたほか、20代の女性が転倒し、右肩を脱臼しました。

 また、日向市では50代の男性が建物の屋上に避難をしようとしたところ倒れ、意識不明の状態となっています。

 宮崎県内のけが人はこれまでに9人に上っています。

 また、鹿児島県大崎町では建物が1軒倒壊したほか、複数の場所でブロック塀が倒れるなどの被害が出ています。

 霧島市では、80代と40代の女性が転んで頭を打つなどして病院に搬送されるなど、県内では4人がけがをしています。

 気象庁は、南海トラフ沿いの震源域で新たな大地震が発生する恐れが相対的に高まったとする「巨大地震注意」を発表しました。

 茨城から沖縄県にかけて今後1週間程度は同じ規模以上の地震や津波への注意が必要としています。