8日に日向灘で発生した地震で震度6弱を観測した宮崎県日南市から報告です。

 (秋本大輔記者報告)  日南市の避難所に指定されている体育館ですが、天井が一部剥がれてきていて、避難所としては使えなくなってしまっています。

 市は周辺の住民に他の避難所を案内するとともに、次に地震が来た時に備えてこちらの避難所の復旧なども進めています。

 日南市では2カ所の避難所が地震の被害で使用不能となりましたが、それ以外の27カ所では開設していて、一部では今も人がいるということです。

 一方で、住民の地震への備えも進んでいました。

 ここに来る前に県内の延岡市のスーパーを取材したのですが、午前8時にもかかわらず、すでに数十台の車があり、中に入ってみると2リットルの水のコーナーがほぼ空になっていました。

 店員の人に話を聞くと、すでに8日夜から多くの人が駆け付けて水などを買っていったということです。

 日南市は、慌てずに食料や水などの備蓄を進めていってほしいと呼び掛けています。