最大震度6強を観測した地震による断水について、宮城県は「すべて解消した」と発表しました。一方で、一部地域では住宅敷地内の水道管の修理が終わらず断水が続いています。
3月16日の地震発生以降、県内では最大18の市と町の3万6838戸で断水が発生しました。
このうち角田市の3つの地区ではあわせて54戸で断水が続いていましたが市は21日朝までに復旧作業を終え送水を始めました。
角田市民「ああやっぱりうれしかったな、水入ったから、大変だ今回は。何にもできなかったんだから、トイレがひどいんだよ、お風呂の水でやってたんだから」。
一方、角田市内では自宅の敷地内で破損した水道管の修理が終わらず断水が続いている世帯もみられることから、市は22日以降も給水所を設ける方針です。
給水所を訪れた人「全然出ないですね自分のところは。とりあえずトイレはこれでできているので、シャワーを今からネットカフェに浴びに行きます」。
また50人余りが暮らす仙台市青葉区新川の団地でも断水が続いています。
こちらでは仙台市が管理する送水管から団地内に水を引くための水道管が損傷しているとみられていますが、団地の事業者と連絡がつかず、修理が進んでいません。
給水に来た住民「毎日の生活、トイレ、お風呂、ままならない。今もお風呂に入れない。早く出てくれればいいんだけど」。
住民たちは団地から坂道をおよそ2キロ上った先にある受水槽からの給水で生活をしのいでいます。