南米ブラジルサンパウロ州で乗客乗員61人を乗せた旅客機が墜落し、地元当局は全員が死亡したと発表しました。

 9日午後1時半前、ブラジル南部パラナ州からサンパウロ近郊の空港に向かっていた旅客機が、着陸予定の空港からおよそ80キロ離れた住宅地に墜落しました。

 運航するボエパス航空によりますと、乗客57人と乗員4人合わせて61人が乗っていて、全員死亡しました。

 サンパウロ領事館によりますと、このなかに日本人はいませんでした。

 機体はフランスに本社があるATR社製のもので、墜落する直前機体は2分足らずの間に5000メートル急降下し、その後GPS信号が途絶えたということです。

 ボエパス航空は「事故の原因については分かっていない」とコメントして地元当局が調査を進めています。