アメリカ西部のコロラド州で複数の山火事が発生し、各地で避難命令が出るなか、1人が死亡しました。

 山肌から立ち上る白い煙。炎は広範囲に広がり、住宅が跡形もなく焼け崩れています。

 先月29日、コロラド州の丘陵地帯にある複数の人口密集地域で山火事が発生し、千代田区の面積のほぼ半分にあたる6平方キロメートルが焼けました。

 地元当局によりますと、この山火事が原因で住民1人の死亡が確認されたということです。

 消防当局は空からの消火活動を続けていますが、現地は気温が高く、強風が吹いていて作業は難航しています。

 アメリカ連邦当局によりますと、現在、全米各地で大規模な山火事が100件近く発生していて、消失面積はここ10年で最大となっているということです。