墓を受け継ぐ人がいないなどの理由で遺骨の管理や供養を寺院や霊園に任せる「永代供養」を検討している人が9割近くに上ることが分かりました。

 仏壇・墓石販売大手の「はせがわ」が墓について調査したところ、樹木葬など永代供養型の購入を検討している人が88.3%を占めました。

 この5年間で購入した墓の種類では、墓石に遺骨を納める一般墓は49.0%で、永代供養型は49.7%でした。

 少子化を背景に墓を継ぐ人がいない、子どもに負担を掛けたくないなどの理由で墓石を撤去する「墓じまい」が増えています。

 新たな納骨先として管理する必要がない永代供養型のうち、特に樹木葬のニーズが高まっているということです。

樹木葬を購入した木元昌子さん 「(一般墓とは)50万円ぐらい違う。管理費とかないので子どもに迷惑も掛からないから良いかなと思った」

南林山普門院蓮花寺 飯田盛重住職 「子どもが親を思う時代から、親が子どもを思う時代になっている。経済的にも子どもに負担を掛けたくないというような気持ちが親に強くなってきた時代だと思う」