アメリカのハリス副大統領は秋の大統領選挙に向けて、住宅や食品などの生活コストの引き下げを柱とする経済政策を発表しました。

ハリス副大統領 「私が大統領に選出されたら、すべての国民のために生活コストを引き下げ、経済的な安定を高めることを最優先にします」

 ハリス氏は16日、生活コストを引き下げ、中間層を経済的に支えることを目指す初の経済政策を発表しました。

 住宅の供給不足を解消することで住宅価格を引き下げたり、初めて住宅を購入する人に頭金として最大2万5000ドル(約370万円)を支援します。

 また、企業が食品を不当に値上げしないよう取り締まりを強化するほか、子どもを持つ中間層の家庭の税額控除を拡充します。

 ハリス氏は中間層を重視する姿勢を打ち出すことで、インフレによる物価高への不満を和らげたい狙いがあります。

 一方、トランプ氏はSNSにハリス氏が4年間大統領を務めたら「物価は100倍悪化するだろう」と批判し、「より多くの現金と低い税金を望むならトランプに投票しよう」と呼び掛けました。