沖縄県の尖閣諸島・魚釣島の東岸で16日、メキシコ人男性が見つかり海上保安庁が救助しました。男性はカヌーをこいでいる最中に漂流したとみられます。

 第11管区海上保安本部によりますと、午後2時半ごろ、尖閣諸島の警戒にあたっていた海上保安庁の巡視船が魚釣島の東岸で、立って救助を求めるように手を振っている男性を発見しました。

 発見当時、男性のそばには一艇のカヌーがあったということです。

 その2時間後に海上保安庁は男性をヘリコプターで救助し、沖縄県内の病院に救急搬送しました。

 命に別状はないということです。

 男性は数日前から与那国島に滞在していました。

 政治的な意図はないとみられ、海上保安庁などは男性がカヌーを漕いでいる最中に漂流し魚釣島に流れ着いたとみて、詳しい経緯を調査するということです。