アワビやウニなど高級食材の宝庫、宮城県南三陸町の志津川湾で密猟を防ぐための関係機関合同の訓練が行われました。
19日に行われた訓練は、波伝谷漁港の沖合でアワビの密漁が疑われる不審な船が発見されたとの想定で行われ、地元漁協のほか警察と海上保安庁の職員ら約50人が参加しました。
訓練では、不審な船を発見した漁協の監視船が海上保安庁に通報し、通報を受けた海上保安庁の巡視艇や警察のヘリコプターが船を追跡して、漁港の中へと追い込みました。
更に上陸して逃げようとする密漁者を、海上保安庁の職員と警察官が協力して制圧するなど、密漁取り締まりのための関係機関の連携方法を確認しました。
南三陸町では11月からアワビ漁の本格的なシーズンを迎えるため、漁協では警戒を強めています。
南三陸町密漁防止対策協議会佐々木孝男会長「こういう訓練を発信することが密漁防止につながる。万が一そういうことがあったら警察、海保、漁協みんな協力して取り締まりしますよということで有意義な訓練だと思います」