台風のあとは再びの猛暑。そして午後には各地でゲリラ雷雨に見舞われ、“自然の猛威”に翻弄されたお盆休み終盤。Uターンラッシュにも影響が…(8月17日OAサタデーステーション)

■台風過ぎ…今度はゲリラ雷雨

台風が過ぎたと思いきや、17日は全国各地でゲリラ雷雨が発生。熊本県阿蘇市では、お祭り会場で雷鳴が。激しい雨と、強風が吹き荒れていました。一時、大雨警報が発表された栃木県小山市では道路が冠水しました。 関東全域で雷注意報が出るなど、17日は天気が急変する1日でした。

■台風7号から一夜明け“危険な暑さ”に

16日夜から17日にかけて関東から東北に接近した「台風7号」福島県郡山市では、増水した川で女性が見つかり、その後死亡が確認されました。千葉県銚子市では、最大瞬間風速26.7mを観測。立っていられないほどの強風が吹き荒れました。

一夜明けた17日は一転して台風が持ち込んだ暖かい空気とフェーン現象の影響で16日より気温が10℃以上、高いところも。17日、都内で最も暑かったのは練馬区。前の日よりも9℃以上高い、37.7℃でした。 自然の猛威に左右された今年のお盆休み。

観光客 「17日は元々、海に行くはずだったんですけど地震とかのニュースもあったし、台風もあったので危ないと思って浅草に変更した」

17日から2日間に渡って開催される東京・下北沢の阿波踊り。午後7時でも都内の気温は30℃を超え、蒸し暑さが続く中、踊り子たちは笑顔で演技します。会場には、給水ポイントを設置するなど熱中症対策にも力を入れています。

■「帰りたい…」訪日客にも台風の影響

17日、全日空と日本航空は、羽田や成田を発着する国内線と国際線合わせて76便が欠航。およそ1万人に影響が出ました。

報告・高橋和ディレクター 「羽田空港です。日本を出発する観光客で長蛇の列ができています」

スペインのマドリードから家族4人で来たというこちらの女性は、16日の飛行機で帰る予定でしたが台風の影響でフライトがキャンセルに。17日改めてチケットを取るため、空港に来ましたが…

スペインからの観光客 「マドリード行きのチケットは2枚しか取れませんでした。うちは4人家族なので私と母は、日本に留まることになりそうです。兄は医者だからスペインに早くに戻らなければならないんです。でも、本当はみんなで帰りたいです」