自民党総裁選に向けた動きが本格化しています。19日午後、小林鷹之氏が出馬会見を開きますが、これに先立って朝、上川外務大臣や斎藤経産大臣も意欲を強調しました。

 (政治部・飯山雄矢記者報告)  小林氏は午前、取材に応じ「新しい自民党を作っていく」と意気込みを語りました。

小林前経済安保担当大臣 「私は顔見せのつもりというのは一切ないです。やるからには結果を出すと、それぐらいの強い思いでこの総裁選に臨んでいきたい」

 陣営としては刷新感をアピールしたい考えです。

 一方で、党内からは「裏で束ねているのが安倍派だと見られた瞬間にそのイメージが崩れてしまう」と懸念の声も出ています。

上川外務大臣 「立候補の準備をしております。大変多くの方々から励ましの言葉をいただいておりまして、手応えを感じている」

 初の女性総理として期待の声も上がる上川大臣ですが、同じ岸田派には出馬の意向を示す林官房長官を推す声が多く、支援の輪を広げられるかは不透明です。

 また、斎藤経産大臣は「出馬を求める声をしっかり受け止めたい」と語りました。

 この他、石破氏や河野氏が今週中に出馬表明する見通しです。

 「選挙の顔」として待望論がある小泉進次郎氏が出馬すれば、構図が大きく変わることになり、動向が注目されています。