自民党内ではポスト岸田を巡り、総裁選挙の立候補に必要な推薦人20人の確保に向けた駆け引きが活発化しています。

 中堅・若手議員らが中心となって擁立を目指す小林前経済安保担当大臣について、周辺議員は「まだ推薦人という形ではないが応援してくれる人は普通に20人は超える」と自信をみせていて、出馬表明の時期について慎重に見極める考えです。

 一方、事実上の出馬表明をした石破元幹事長は、15日、「推薦人になるのは大変な決断なので難しいことだ」と述べたうえで「誠心誠意お願いし、少しずつ増えている」と強調しました。

 このほか小泉元環境大臣や高市経済安保担当大臣、河野デジタル大臣、茂木幹事長などが出馬を見据え動きを活発化させています。

 15日に出馬の可能性を示唆した上川外務大臣や斎藤経産大臣の動向も注目されます。

 今回の総裁選では、「自民党の人材をアピールするためにもたくさんの候補者が出たほうがいい」との意見も多く候補者の乱立が予想されています。