■ヨーカドー“また閉店”「ここで育った」

 完全撤退までカウントダウン。また一つ、北海道からイトーヨーカドーが姿を消しました。

 閉まっていく扉を見守る、大勢の市民。18日、閉店した「イトーヨーカドー北見店」です。

利用者 「毎日のように通って…」 「子どもが3人いて、3人ここで育ったようなもの」

 北見店がオープンした1985年、盛大に行われたイトーヨーカドーグループの入社式です。時代は昭和から平成、令和へ。

■北海道“撤退”へ…惜しむ声 相次ぐ

 先月は札幌でも屯田店が閉店。最後の瞬間を収めようと、無数のカメラが閉じていくシャッターに向けられました。

 5月には福島県で、やはり1985年にオープンした福島店が閉店。

利用者 「すごい切なさというか…」

元従業員 「もう終わっちゃうんだなと…」

 郡山店も閉店。

利用者 「なくなっちゃうんですもんね。泣きそうですよね」

 18日、北見店が閉店した北海道では、高倉健さんが開店に駆け付けた札幌市の福住店も来月の閉店が決まっていて、イトーヨーカドーは北海道から完全撤退します。

 イトーヨーカドーは2026年までに33店舗を減らす方針です。

利用者 「涙しか出ません」 「寂しいです。今度、行く所ないなと…」