発熱や乾いたせきが続くなどの症状が出るマイコプラズマ肺炎の患者数が6週連続で増加し、2016年以来、8年ぶりに1医療機関あたりの報告数が1人を超えました。

 国立感染症研究所によりますと、今月11日までの1週間に全国約500カ所の医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は、1医療機関あたり「1.14人」でした。

 6週連続で増加していて、2016年以来、約8年ぶりに「1人」を超えました。

 マイコプラズマ肺炎の主な症状は発熱や倦怠(けんたい)感、長引くせきなどですが、重症化するケースもあります。

 飛沫(ひまつ)感染などで広がるため、厚生労働省は手洗いなどの基本的な感染対策やせきの症状がある場合にはマスクの着用を呼び掛けています。