デジタル技術の活用を推進しようと、宮城県塩釜市がIT企業と協定を結びました。市役所には宮城県初となるAIコンシェルジュが導入されます。
塩釜市役所で協定の締結式が行われ、佐藤光樹市長と東京都に本社を置くIT企業アイエンターの入江恭広社長が協定書に署名しました。
協定では、市の業務でデジタル技術の活用推進や職員の人材育成などについて連携を図ることにしています。
市役所には、市民の問い合わせにAIが答えるAIコンシェルジュが宮城県で初めて導入されます。
佐藤光樹塩釜市長「トイレに行きたいんだけど」
AIコンシェルジュ「トイレは案内コーナーに向かって右手に進んで左手にあるぜ、すぐ近くだから行ってみてくれ」
AIコンシェルジュは市のホームページの情報を学習していて、庁舎の案内からごみ出しの時間などの生活情報まで会話形式で答えます。
アイエンター入江恭広社長「(職員が)時間を使うべきところに使えていく。そうすることで人が置かなくていい所となっていくので、行政コストの削減になっていくのではないか。(地方など)人が足りなくなる所ほど実はAIの可能性はどんどん広がってくるのではないかなと」