ドイツ西部で祭りの最中に、男が来場者らを刃物で襲い3人が殺害された事件で、実行犯とみられる男が警察に出頭しました。

 23日夜に起きた事件ではこれまでに3人が死亡、8人が重軽傷を負いました。

 警察がテロ事件として現場から逃走した男の行方を追っていましたが、24日午後11時すぎ、26歳のシリア人の男がパトロール中の警察官に「あなたたちが探しているのは私です」と出頭してきました。

 現地メディアによりますと、襲撃の際、男はアラビア語で「神は偉大なり」と叫んでいたということです。

 男は2022年にドイツに亡命申請をして、滞在を許可されていました。

 事件を巡っては、過激派組織「イスラム国」が「パレスチナや他の地のイスラム教徒のための報復だ」とする犯行声明を出しています。