秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」の創設者でCEO(最高経営責任者)のパベル・ドゥロフ氏(39)がフランスの空港で拘束されました。

 現地メディアなどによりますと、フランス当局は24日、フランス系ロシア人で「テレグラム」CEOのパベル・ドゥロフ氏をパリ近郊のブルジェ空港で拘束しました。

 テレグラムが資金洗浄や麻薬密輸、児童ポルノに使われているのを放置した疑いでフランス当局が手配していて、ドゥロフ氏はプライベートジェットでアゼルバイジャンから空港に到着したところでした。

 テレグラムを巡っては、秘匿性の高さから犯罪グループなどに利用されている問題が指摘されています。

 ドゥロフ氏はこれまで、政治的に中立で誰もが利用できるプラットフォームだと主張してきました。

 この報道を受け、アメリカのイーロン・マスク氏は自身のSNSに「#FreePavel(パベルを自由に)」などと投稿し、フランス当局を批判しています。